巻き爪・陥入爪のコラム
- masato yasuta
- 5月7日
- 読了時間: 3分
厳密にいうと、巻き爪と陥入爪には違いがあります。
巻き爪は、爪そのものが強く内側へ巻き込んでしまう状態です。爪の形が変わることで、指先に圧迫感や痛みが出やすくなります。
陥入爪(かんにゅうそう)は、伸びてきた爪の角が皮膚に食い込み、炎症や腫れ、痛みを引き起こす状態です。ばい菌が入りやすく、化膿することもあります。

巻き爪:爪の“形”が巻いてしまう状態
陥入爪:爪の“角”が皮膚に刺さって炎症を起こす状態
当院での巻き爪・陥入爪の治療は、症状の程度や生活スタイルに合わせて、いくつかの治療法から選択します。
保険診療でできるもの・自費診療になるもの・湾曲のつよさ・爪の長さ・感染の有無などを考慮し、十分に相談のうえで決定します。「金額的負担を抑えたい」「とにかく痛みを」「できるだけ再発しないように」などお気軽にご希望をお伝えください。
◇軽度のもの
・感染・炎症部分に対する塗り薬。盛り上がった肉芽に対する凍結療法。
繰り返し治療することで、炎症や盛り上がった肉芽を抑えることができます。
・テーピング
周囲の皮膚を外側にひっぱることで、爪が食い込むのを軽減します。爪の形・長さに関係なく施行でき、自宅でも継続しやすく、再発予防にも有用です。

◇中程度以上のもの
・ガター法
やわらかいチューブを爪の側面に挿入することで、爪が食い込むのを防ぎます。これによって徐々に炎症と痛みが軽減し、自然な爪の伸びを促します。
痛みが強い場合は局所麻酔を併用することもあります。チューブは接着剤で固定します。チューブがずれたり取れた場合は再度装着が必要です。

・ワイヤー矯正
爪甲に小さな穴をあけ、弾力性のあるワイヤーを通すことで、爪の湾曲を矯正するものです。湾曲が強い場合は効果的ですが、ある程度爪の長さがなければ装着が難しいことがあります。穴をあける部分を工夫することで矯正部位を調整することができるため、いろんな形の巻き爪に対応することができます。即効性はそれほどありませんが長期的な爪の矯正に有用です。

・3TO(VHO)
専用のワイヤーを爪の両側に引っ掛けるように装着し、中心に向けて巻き上げることで爪を矯正します。巻き爪・陥入爪どちらにも有効な治療法で、炎症や感染の有無・爪の長さによらず、ほぼすべての症例に装着が可能で、痛みも早く軽減します。

・巻き爪マイスター+リネイルゲル
マルホから発売されている矯正器具です。

リネイルゲルを併用することで爪を柔らかくすることができるため、比較的短期間で爪の形が矯正されます。


